日本人の約3人に1人が花粉症だと言われています。
花粉症は典型的なアレルギー疾患
アレルギー疾患とは特定の原因物質が人体に侵入してアレルギー(過敏反応)を引き起こし、その結果として人体にとって不都合で不快な症状を誘発する病気です。
この原因物質のことをアレルゲンと呼びます。
花粉症のアレルゲンは文字通り各種植物の花粉です。
その中でもスギ花粉が一番の代表で、これらによる花粉症をスギ花粉症と呼びます。
花粉(スギ花粉など)が空中を飛来
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鼻・目・喉・気管などの粘膜や皮膚などに付着・侵入
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アレルギー反応
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いろいろ不快症状を誘発(鼻・目・喉・気管・皮膚など)
どんな症状が強く現れるかは個人差があります。
花粉症の症状は、原因となる花粉が飛来する季節にだけ現れます。
花粉を出す植物の種類によってその季節が違います。
スギ花粉症の場合は2~5月。
花粉症にお困りの方にとってはまさに悪魔の季節。
その他の季節は全く症状はなく別人のようです。
花粉症を引き起こす原因植物は約60種類以上!!
・最も発症頻度の高い原因植物
スギ : 発症の約8割は、スギの花粉が原因のスギ花粉症
・次に発症頻度の高い原因植物
イネ科(カモガヤ、オオアワガエリなど)、キク科(ヨモギ、ブタクサなど)、シラカンバなど
・地域によっては発症が見られる原因植物
コナラ、ハンノキ、ケヤキ、イチョウ、ギシギシ、ヤナギ、アカシア、ヤマモモなど
花粉の飛来する季節は、植物によって違います。
したがって、花粉は原因植物によって症状の現れる時期が違います。
スギ花粉の飛来する春が飛び抜けて花粉症で悩む人が多くなります。
花粉は風によって飛散します。
強い風に乗ると数10キロも離れた場所にまで運ばれます。
近くに原因植物がないからといって油断はできません。
花粉症はまず鼻と目に症状が現れます。
理由は簡単です。
鼻と目の粘膜部分が、常に外界にさらされているからです。
鼻の症状
- くしゃみ・鼻水・鼻づまり(もっともよく見られる3大症状)
- 鼻がむず痒い、鼻腔のまわりが赤く腫れて痛む、鼻血が出る
- 嗅覚が鈍る、鼻息が熱く感じる
- 鼻の中が乾燥してガサガサになる
目の症状
- 目が充血する、目が痒い、目に熱い、目の渋り(シバシバする)
- 涙が出る、まぶしい、目やにがでる
耳の症状
- 耳の中がかゆい
- 耳が詰まった感じ
喉の症状
- 喉がかゆい、痛む、腫れる
- 喉がカラカラに乾燥する(特に起床時)
- 喉にゴロゴロとした異物感
舌・口の症状
- 口の中がカラカラに乾燥する、舌が乾燥する
- 舌に苔が出る、味覚が鈍くなる、口の中が苦い
気管支の症状
- 咳、痰、胸に不快感や閉塞感がある
- ゼーゼー、ヒューヒューする、息苦しさ
皮膚の症状(主に首・顔・耳の後ろ・腕など)
- 皮膚がピンク色を帯びる、または赤くなる
- 皮膚が盛り上がる、乾燥してカサカサ・ザラザラになる
- 粉をふく、薄いかさぶたができてポロポロはがれてくる
- 痒い、掻くとジクジクした透明~黄色い液がしみ出てくる
- かきこわして出血する
- かきこわして皮膚がヒリヒリ痛む
胃腸症状
腹痛・便秘・下痢・食欲不振・消化不良・吐き気
その他の症状
頭痛・頭が重い、関節痛、めまい・立ちくらみ
疲れやすい・だるい・汗をかきやすい・あくびが多い・眠たい、身体のほてり、寒け・発熱、
動悸、気が滅入る、イライラする、無力感
これらの内でどの症状が出るかは一人ひとり違います。
小島漢方薬局では体質チェック、食事や生活習慣のカウンセリングを行っています。
繰り返す症状でお困りの方、身体を根本から立て直すことをお勧めしています。
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