胃・十二指腸潰瘍とはどのような病気なの？
食物を消化する胃液が胃や十二指腸の内側を覆う粘膜までも消化し、ただれて欠損してしまう状態です。
胃潰瘍＝４０代以降の中高年の人に多い。
十二指腸潰瘍＝２０代～４０代の若い世代に多く、一般的には、女性よりも男性に多い。
胃・十二指腸潰瘍の症状は？
胸やけ・胃もたれ・腹痛(上腹部痛)・吐血・吐き気・嘔吐など
悪化すると、大出血や腹膜炎・貧血などの併発があります。
・胃潰瘍の場合は食後の腹痛
・十二指腸潰瘍の場合は空腹時や夜間の腹痛
胃・十二指腸潰瘍の原因は？
ストレス・暴飲暴食などの食生活・胃酸過多・薬物・喫煙などが原因として挙げられます。
中高年者に多いヘリコバクター・ピロリ菌の感染も危険因子のひとつです。
胃・十二指腸潰瘍にはどのような治療法があるの？
『西洋医学での治療法』
胃酸の分泌を抑える・ピロリ菌除去などの薬物治療・食事療法・手術などがあります。
薬物療法は大きな効果をあげているものの、一方で再発しやすいといわれています。
『東洋医学での治療法』
漢方では潰瘍の治療をするだけでなく、胃・十二指腸潰瘍になりやすい体質を改善し、再発を防いでいくことを目標としています。
ストレスを受けやすい臓腑に着目し、過剰なストレスによる、胃酸過多や胃粘膜の血流の悪化を防いでいきます。
原因となっている過剰なストレスを和らげたり、疲労を改善することで、胃・十二指腸潰瘍の発症を根本から防ぎます。
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