冷え性とは、身体の他の部分はまったく冷えを感じないような温度でも、手、足、腰、背中、膝などの特定の部位のみが特に冷たく感じるもの
とされています。
この冷える感じは、本人のみが感じる場合と他人が触れても感じる場合とがあります。
冷えを起こす特定の病気が見当たらないのに冷えを感じるものを、俗に冷え性と呼んでいます。
西洋医学において冷え性は正式な病名として認定されておらず、
検査上で異常が見つからなければ「寒がり」の患者の「気のせい」「気にしすぎ」として扱われてしまうことも多いようです。
西洋医学での検査・診断
貧血、低血圧、自律神経失調、性ホルモン異常 、甲状腺機能低下症などの基礎疾患がないかどうか
しもやけや皮膚病変の有無や色調・皮膚温度
といった点などをチェックしていきます。
結果として、多くは原因を明らかにすることはできず機能的な問題、すなわち自律神経の働きが乱れ、末梢の細い動脈が収縮して、流れる血液の量が減少しているととらえられるものがほとんどです。
対症療法的にビタミンEやニコチン酸といった血流改善剤を試してみて一定の効果が得られることもありますが、
顔がほてる、胃腸の具合が悪くなったなどの反応が出て続けられないこともあり注意が必要です。
漢方の世界では「気のせい」の冷え性ではなく、治療の対象となる「冷え症」として病状をとらえ、治療する手だてがあります。
漢方から見た冷え症のタイプ
・胃腸が弱く疲れやすい(脾陽虚証、脾気虚証)
・足腰がだるい(腎陽虚証)
・冷房に弱い(寒湿阻滞証)
・色白でぽっちゃり(水飲内停証)
・しもやけになりやすい(血虚受寒証)
・イライラすると冷える(肝気鬱結証)
・冷えるとのぼせる(血瘀阻絡証)
当てはまるものは一個に限られるわけではなく、複数個重なることも多々あります。
一般に、冷え症の治療には、温熱薬という身体を温める薬物を用います。
つまり、冷えている状態を改善するには温めてあげれば良いということです。
しかし、一概にそうとは言えないこともあります。
いくら温めても温まらない。あるいは温めてもすぐに冷えてしまう。
上記の、肝気鬱結証、血瘀阻絡証、水飲内停証は温めるだけでは冷えは改善しないこともあるので注意が必要です。
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