秋花粉に注意

9月、10月なのに鼻水やくしゃみ、喉の痛み、痒みなどの花粉症状に悩まされていませんか?

目次

秋花粉症とは

ブタクサなどキク科植物の花粉によるもの

花粉症というと春のスギ・ヒノキを思い浮かべがちですが、秋にもブタクサなどキク科植物の花粉が飛散し、
くしゃみ・鼻水・喉の違和感・皮膚のかゆみなどを引き起こします。これを「秋の花粉症」と呼びます。

秋の花粉は粒子が細かく、鼻粘膜を通り抜けて気管支や喉にまで届くため、咳や喉の痛みを伴いやすいのが特徴です。
また、夏の紫外線で肌のバリア機能が弱ったところに花粉が触れると、かゆみや赤みなどの皮膚症状も出やすくなります。

漢方から見た秋花粉の原因

花粉症による体の反応と「衛気虚」

漢方では、花粉症の症状を「体のバリア機能が低下した状態=衛気虚(えいききょ)」として捉えます。
衛気とは、外敵(ウイルス・花粉・PM2.5など)から体を守る「防衛の気」。
この気が不足すると、花粉などの異物が体内に入りやすくなり、免疫反応が過剰に起こって症状が現れます。

このため、根本的な改善にはバリア機能を高め、免疫を整える体づくりが大切です。
生薬では「黄耆(おうぎ)」が代表的で、体力を補い、外的刺激に対する抵抗力を高める働きがあります。

漢方によるタイプ別対策

症状の現れ方や体質によって、用いる漢方は異なります。

タイプ主な症状対応の考え方
①冷えタイプ水っぽい鼻水・朝のくしゃみ・冷え体を温め、余分な水分を取り除く漢方(例:小青竜湯など)
②熱性タイプ鼻づまり・黄色い鼻水・目の充血・ほてり体の熱を冷ます漢方(例:清熱・解毒系)
③虚弱タイプ疲れやすい・風邪をひきやすい・下痢気味体力やバリア機能を補う漢方(例:衛益顆粒・補気薬)

症状が強い場合は、現在の体調と体質に合わせた漢方薬の選択が重要です。

生活習慣と食事でできる対策

胃腸と免疫の関係性

漢方では、胃腸(脾)や肺の健康が免疫力に直結すると考えます。
暴飲暴食、脂質・糖質の摂りすぎ、早食いなどで胃腸に負担をかけると、免疫が低下しやすくなります。
食事をよく噛み、腹八分目を意識し、栄養のバランスを整えることが、花粉症の予防につながります。

おすすめの漢方対策

  • 免疫力・バリア機能のサポート
  • 鼻水・くしゃみ・喉の不調緩和
  • 皮膚のかゆみ・赤み対策

まとめ

秋の花粉症は、ブタクサなどの花粉によって喉や皮膚症状が出やすく、風邪と間違われやすい季節性アレルギーです。
漢方では「衛気虚(バリア機能の低下)」を根本原因と捉え、体質を整えて免疫を安定させることを重視します。

対処療法だけでなく、食生活や睡眠を見直しながら、体の抵抗力を高める「体質改善」を行うことで、
年々重くなりがちな花粉症を軽減し、どの季節にも負けない健やかな体を目指すことができます

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