ニキビってどんな病気?
ニキビは、現代医学では『尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)』と呼ばれ、
毛穴に皮脂が詰まり、アクネ菌が繁殖することで炎症が起こる皮膚疾患のひとつです。
漢方ではこれを『粉刺(ふんし)』と呼び、
単なる肌の表面トラブルではなく、体内環境の乱れが皮膚にあらわれたものと捉えます。
漢方から見たニキビの原因
漢方では、ニキビの原因を以下のように考えます:
- 外からの熱や湿気が体にこもる
- 「気」や「血」の巡りが悪くなる
- ストレスや疲労で内臓の働きが低下する
- 食生活の乱れや睡眠不足によって毒素が溜まる
こうした影響で肌の新陳代謝がうまくいかなくなると、吹き出物(=ニキビ)が出やすくなります。
お肌は「内臓の鏡」――五臓六腑の視点から
漢方では、肌の健康は五臓六腑の状態と深く関係しています。
- 「脾(ひ)」:胃腸の消化吸収能力 → 肌の再生力に関わる
- 「肝(かん)」:気の巡り・ストレス処理 → ホルモンや皮脂の調整
- 「腎(じん)」:体全体の生命力 → 肌の老化や回復力に関与
→お肌の新陳代謝は五臓六腑の「脾」、皮脂分泌「肝」「腎」が関係しています。
五臓六腑が弱っていると、天候・食生活・ストレス・過労などの影響を受けやすくなり、体内に毒素がたまりやすくなります。そしてこの体内毒素を写す鏡が「ニキビ」なのです。
ニキビのタイプ別アプローチ
ニキビは原因によって出方が異なります。漢方では以下のようなタイプに分けて考え、対処していきます。
①熱がこもるタイプ(清熱)
・顔が赤く熱っぽい
・油っこい食事が多い
・便秘がち
②気の巡りが悪いタイプ(疏肝)
・ストレスで悪化
・生理前に悪化
・ため息・イライラが多い
③血の滞りタイプ(活血)
・ニキビ跡が残る
・肌の色がくすみがち
大切なのは、「どのタイプか」を見極めて、体質に合わせたケアを行うことです。
表面的なケアだけでは改善しない理由
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