漢方とは対処療法ではなく根治療法を目標としています
西洋医学と漢方医学の違いを説明する場合、「西洋医学は病気を治し、漢方は病人を治す」と言われます。漢方薬を適切に用いることで、驚くほどの効果を示すことが少なくありません。
しかも、副作用が少なく、体質を改善するなど西洋薬では期待しにくい治療効果も得られます。西洋薬、漢方薬、健康食品など、さまざまな治療法があるこの世の中で、正しく皆様にサポートしていけたらとても幸いに感じます。
漢方薬での改善方法
病院での対処療法とは違い、漢方薬は体質や症状の根本を正常にすることによってお悩みの症状や病気が改善していきます。
ですから、体質が変わり症状が出なければ漢方薬は飲まなくても大丈夫になります。症状が改善しても、体質が変わっていなければ、継続して飲む必要があります。
その判断は、体調をみながら行っていきます。
効果の実感
漢方薬では体質の根本から改善させていただきますので、慢性病は西洋薬に比べると効果を実感するまでに時間がかかる事が多いです。(ただ、数日で効果を実感される方も少なくありません。)
これは、血液が入れ替わるのに4ヶ月(120日間)、体のほとんどの細胞が入れ替わるのに1年かかるからだと言われています。
なお、改善のスピードには個人差があり、症状の強さ、症状が出てからの期間、日頃の生活習慣が大きく影響します。
まず、3ヶ月間は漢方薬を忘れずに飲んで、養生してみてください。
日頃の生活習慣を改善する(養生する)
東洋医学では病気を治すのに薬が3割、養生が7割と言われているほど、養生は大切です。
(ほとんどの症状や病気は、日頃の食事や睡眠などの積み重ねで起こるからです) ですから、今までの食事や睡眠などの生活習慣を変える必要があります。 生活習慣を変えないと改善が遅いばかりではなく、治らない症状もあります。