入浴のすすめ

一日中、山ほどの仕事を片づけてようやく帰宅…。

そんな日は、お風呂にゆっくり浸かって疲れた身体をほぐしたくなる方も多いのではないでしょうか。

日本人は昔からお風呂好きとして知られています。

銭湯文化は昔ほど見かけなくなりましたが、その代わりにスーパー銭湯や温浴施設が増え、今もなお入浴習慣は受け継がれています。

中医学でも、お風呂は 冷えの改善 や リラックス に役立つとされ、養生には欠かせないものです。

寒い季節は体温を保つだけでエネルギーを消耗し、身体がこわばって血流も悪くなりがち。さらに、冬だけでなく夏も冷房の影響で身体は意外と冷えています。

シャワーだけで済ませず、しっかり湯船に浸かることが、一年を通して体を整えるためにとても大切です。

目次

【からだを整える『正しい入浴法』】

からだに良い入浴はできていますでしょうか?

今回は正しい入浴の仕方についてご紹介したいと思います。

寒い時期は、体温を維持するだけでもエネルギーを消耗しますし、身体がこわばり、血流も悪くなるなっていしまいます。

身体が冷えて筋肉が収縮している時は、組織も血管も縮こまっているため、ゆっくりからだをほぐすように入浴する必要があります。

今の寒い冬はもちろんのこと、

実は夏場もクーラー等で冷えているので一年中、湯船に浸かることをお勧めしています。

中には間違った入浴をしている人もいます。

正しい入浴の仕方について確認してみて下さい。

【間違いやすい注意点】

・熱すぎるお風呂はNG

(理由①)

入浴は肌が潤うような気がしますが、温度の高すぎるお湯に浸かると肌へのダメージが大きくなります。皮膚表面にある角層に水分が過剰に含まれているため、肌を潤すセラミドなどが流れ出てしまい肌は乾燥しやすくバリア機能が落ちてしまいます。

・必要以上の長風呂はNG

(理由②)

お風呂の中で映画やドラマ、youtubeなどを見ている人も多いのではないでしょうか? お風呂に長く浸かりすぎると、過剰な汗をかくため、大事なうるおいを必要以上に失ってしまうことになります。中医学の考えでは、汗も大切な身体のうるおいの一部なのです。

また、汗が流れるときに、エネルギーも一緒に流れ出てしまうというものです。なので、疲れたときに長風呂して汗をかきすぎると、かえって疲労が増してしまいます。

同じ理由から、サウナや岩盤石・溶岩浴、そしてホットヨガなども、疲労時にはおすすめできません。

中には、たくさん汗を書くことで「老廃物が出てよい」と考えたり、ダイエットやむくみ解消になると考える方もいらっしゃるとでしょう。

もちろん余分な水分が溜まっている場合の適度な発汗はよいと思います。

この場合の適度な発汗とは、じんわり汗をかく程度です。それ以上になるとやりすぎなのです。

うるおいと皮脂を失い、乾燥を助長します。

乾燥すると今度は熱を制御できなくなり、のぼせやすくなったり、肌も炎症が起きやすくなります。

また、イライラしやすくなったり、必要以上に喉が乾いたりするようになります。

【正しい入浴法】

  • ①入浴時間は15分から20分程度
  • ②少しぬるめのお湯(40℃程度
  • ③良質な睡眠を取りたい場合は眠りにつきたい1〜2時間程度前
  • ④保湿剤の使用も忘れずに(入浴後5〜10分以内が効果的)

身体の深部体温を一時的にあげると、お風呂上がりに体温が下がるタイミングで眠気を誘発させることができる。

*注意として42℃以上の熱いお風呂につかってしまうと、からだを動かす神経が優位になり、逆に良質な睡眠が妨げられてしまいます。

*「そんな短時間だと、お風呂から出たあとすぐ冷えてしまう」という人は、また別の問題があるかもしれません。心当たりがあるひとは『血虚』の可能性があります。

誰でもできる知っておくと身体の養生に最適です。

実践してみてはいかがですか。

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