1970年代から1990年代にかけて経済的に発展し、外食産業が栄えました。
また、食品の輸入が増えたことなどから、食べたいと思ったものを何でも手に入れられる飽
食時代と言われるようになりました。
私たちの体の中はとっても汚れています。
それは、50年前と食べるものが大きく変わったというのが1番の要因です。
50年前に比べると、タンパク質や脂肪の摂取量は年々増えてきました。
最近では、タンパク質ブームにより『高タンパク質〇〇○』の記載の商品で、パン屋や乳製品
やインスタント食品、お菓子などが増えました。
確かにタンパク質は体の中では必要な栄養素ですが、それ以外に余計なものが多く一緒に含ま
れていることが多いです。
健康になるためのタンパク質を摂るどころか、気付かず体に不必要なもので体を汚しているこ
とが多いです。
タンパク質や脂肪の摂取量に比べ、野菜の摂取量は変わっていない、むしろ減っている。
お野菜は食物繊維や葉緑素の働きにより、老廃物をを体外に排泄するという大切な役割を持っ
ています。
それに対してタンパク質や脂肪は、悪玉菌のえさになりやすく腸内での栄養物質の腐敗の原因
となったり、ダイオキシンなどの環境ホルモンやPCBなどの有害物質が溶け込む原因となり、
高タンパク高脂肪食により体にかかる悪影響は計り知れない。
つまり、色々な栄養素を食べる事は悪い反面も大いにあるという事なのです。
たくさんの栄養をとれば消化にもそれだけ労力が要る。その力は、体のほかの力を消化にまわ
さなくてはいけないほど大変なことがおおく、体の機能は消化にかかりっきりになり、他に力
がまわらなくなる。
前ページでもお伝えしましたが、この飽食の時代に「食べなくて病気になる」ということは、
非常にまれです。
それよりも食べ過ぎや栄養過多による不調の方が、明らかに多いのです。
健康とは、消去法です。
体に不必要なものはなるべく避ける、体に負担をかけない。体をなるべく休ませるです。
毎日、無意識に摂取している食べ物を、もう一度しっかり考えてみましょう。
体に負荷をかけず、修復を促し老化(機能の低下)を防ぐようなものが自然由来で摂取できる
といいと思います。
皆様の生活に少しでも役に立てばと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
小島漢方薬局
小島慶介